訛りについて考えていると1日があっという間に過ぎていくよって話

今日も訛りについてなんですけど。

 
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いやああっという間でしたよ1日が。
 
前回の記事を書いてからずーっと訛りについて考えていたんですが、いつもは退屈な月曜日も、ちょっと話がつまらないあの講義も、手持ち無沙汰な空き時間も、気づけば時間が経っていました。
 
 
毎日が憂鬱だというそこのあなた。地元の訛りについて考えてみること、オススメします。
 
 
 
そいで、昨日は半疑問系の 〜かい? について書き連ねましたが、今日は僕が北海道弁で一番好きな言い回しについて語ります。
 
その言い回しとはズバリ。
 
 
いや〜ごめん借りてたマンガにちょっとだけペン書かさっちゃったわ…
 
え?昨日買ってきたばっかのこのペンもう書かさらないのかい?
 
 
……分かりましたか?そうです。
 
〜さる という言い回し。僕はこれが大好きなのです。
 
はあ?なんだそれ?っていう人もいるでしょうし、改めてこの言い回しについて考えてみましょう。
 
 
 
実を言うとこの 〜さる という言い回しには、3つの意味を見出すことができます。
 
①自分ではするつもりのなかったことなんだけど、どうしようもない不可抗力でそうなっちゃったんだよ〜
 
という意味と
 
②可能か可能でないか、出来るのか出来ないのか、
 
という意味。
 
それからこの意味での使い方が最も多いと思われる
 
③あるものがいまどのような状態であるのか
 
という意味合いの3用法です。
 
①と②はさっき上で太線にした2つのセリフがそれぞれの正しい使い方。
 
 
 
③はどういう時に使うのかと言うと
 
 (押しボタン式横断歩道にて)ねーそのボタンホントに押ささってるの〜?
 
ってな感じ。
 
これを東京人の前で使うとだいたい
 
え?押さ…さる?ホントに押したの〜?でしょ?(プークスクス)
 
なんて言われます。
 
でもこれ、全然違いますよね?!
 
 
押したのは自分です。でもボタンは押してません。
 
ボタンは押ささってるんです!!
 
 
これは全然違うニュアンスだと思うんですよ。
 
押ささってるって言えば、ちゃあんと既に押してあるっていう意味が伝わるわけじゃないですか。
 
既に押してありますよなんて言う硬い言葉を使わずしてです。
 
こんなに便利な言葉は使わない方が損でしょう。
 
僕はこの 〜さる の3用法をみんなが自然に使わさるように広めていきたいと思います。