飽くまで僕の考えを文字にすることは前回のブログの内容的にも大事なのではないか、の話
最近すごい思うんですけど、世の中って変わってるやつとか変な奴ってたくさんいるじゃないですか。
で僕は変なことには変だと言わないと変なやつがのさばっちまうと思い、こうやってブログとかでぐちぐち言ってるわけですよ。
でもたまに思うんですよ。
きっと世の中の変な奴らって「自分なりの正義とかモラルに従って」変なことしてるんですよ。多分。でね、僕も自分が正義だと思って色々調子乗って言ったり書いたりしてると、自分も変な奴になってるんじゃないかって、結構怖いんですよ。まじめに。
いやね、僕もあんま自分が普通の人だとは思わんですよ。変わってると思う。
でも今言ってるのはそんな話じゃなく、もっと「あっち側に行っちゃったやばい人」になってないか、本当に怖いんですよ。
などと言いながら今日も色々書きたいことがたくさんあるわけで。
前にZOZOの前澤さんに思うことを書いたじゃないですか。あれ結構反響があった感じがしていて、ああいうのまた書きたいなあとずっと思ってたらなんかちょっと前に「不登校天才革命家 ゆたぼん」とかいう小学生のYouTuberが話題になったじゃないですか。あいつはネタに丁度いいななんて思ったりして。(トゲのある言い方)
まあ学校に行けない不登校の年下を、一応彼の二倍以上も人生経験のある僕がディスるのも文字通り大人げないなあと思ったりもしたわけですが、Twitterとか見てると僕の二倍以上も前に人生経験のある大ベテラン達が賛否両論自由闊達に色々言ってるし僕もちょっとくらいいいかあなんて思うのですよ。すまんな少年革命家よ。
だけどまあ大ベテラン達が血気盛んに批判してるようなことは僕はあまり関心が無いのです。憲法では子供に教育を受けさせるのは義務であるとか、日本で家庭教育を受けさせるのはまだ環境があまりにも整ってないとか、どっかの国を見習って虐待として逮捕すべしとか。
そういういかにも正論くさいことは大ベテラン達に任せてですね、僕はもっと大事なことを言いたい。
令和にもなって革命家とか言ってんのセンスがやばくないですか?
革命って。まじすか。
これまでの人類史上幾度となく起こる革命。
冷静に考えましょうよ。革命と名のつくものにロクなものありました?
ロシア革命によって何が起こったか、僕たちは知っているはずでしょう。学校行ってたら。
共産主義なる甘い夢を見て革命を起こした結果、国は腐り何人の人が粛清されたのよ。
あるいは文化大革命によって何が起こったか、僕たちは知っているはずでしょう。学校行ってたら。
社会主義の強化を名目に結局は政治闘争化し、何人が死んだんだのよ。
あるいはフランス革命によって何が起こったか、僕たちは知っているはずでしょう。学校行ってたら。
急進左翼と急進右翼の政争の具になり、何人が断頭台の霞と消えたのよ。
あ、そっか学校行ってないんだった。
でももう十分じゃないですか、革命のほとんどはロクなもんじゃないでしょうよ。にもかかわらず、あの少年は革命家を気取り、学校になんて行かなくていいと訴える。もうやめてくださいよ。
しかもより頭がいたいのは、YouTubeチャンネル見ると尾崎豊だの長渕剛だのブルーハーツだの歌ったりしてるんですよ。
古いしダセエよそれ。いやブルーハーツは好きだけどさ、その並びのブルーハーツはダサいって。
週刊誌の報道が本当なら親父が昔暴走族だかで、その影響で学校行かなくていいと思ってるらしいじゃないですか。でこのダッセエアーティスト並べてんのとかだいたい親父の影響じゃないですか。
散々学校で先生の言うこと黙って聞いてる友達がロボットようだとのたまっておいて、未だに古くせえ勘違い親父の影響受けてYouTubeで革命家気取ってる少年が、なによりもロボットだと思うんですよ、一番ダセエじゃないですか。
で、あげく将来は子供だけのピースボートを作り、世界平和とか言ってるじゃないですか。
あーあ、出てきちゃったよピースボート。これでもう役満ですよ。胡散臭さの玉手箱(あるいはゴミ箱)ですよ、本当にありがとうございますよ。
今日友達に誘われ、全くドラマを観てなかったのに劇場版の「コンフィデンスマンJP」を観に行ったんですよ映画館に。
隣の男の人が上映中ひっきりなしに携帯見るわ、リュックガサゴソするわ、貧乏揺りするわ、足広げてぶつけてくるわでぜんっぜん集中できなかったんですよ。もう役満ですよ。害悪マナーのびっくり箱(なんだそれは)ですよ、本当にありがたくない。
でね僕はずっと注意すべきか迷ってたんですよ。正直今まで映画館でマナーを注意しあい喧嘩になりそうな人々を何度か見てきたし、友達もいたし、そして携帯を見る限り彼は中国人なんですよ。
本当に迷ったけど、なんか正義を押し付けるのもなあとか、まあなんかそこまで熱量ある映画じゃないしとか、色んなことを思い、結局何も言わなかったんです。
で、帰り道に怒りを抑えながら、「自分がどれだけお行儀よく過ごしてようが、世の中やばいやつってたくさんいるし、世界平和とか絶対無理だよなあ」とか考えてたわけです。
で、世界平和とか無理だよゆたぼんって言おうと思った。
でもさ、やっぱり違うわって書きながら思ったんですよ。YouTubeで好き勝手言うのはともかく、映画館でのあれこれは明確にダメなことじゃないですか、注意喚起されてるし。色々と言い訳をして僕は何もしなかったけれど、直接言うにせよスタッフさんに言ってもらうにせよ、なんらかの行動をすべきだったのではないかと僕は思ってるんですよ。
やばいやつに何か言っても通じないかもしれないっていうのは分かるんです。でもやばいやつに遠慮してたら、やばいやつがのさばって結局革命を起こして世の中を変えようとか、#Me tooだなんだと言って潔癖主義に走るかみたいなことにしかならんと思うのですよ。
いつだって僕らは「正しいと思うこと」と「それを押し付けることの怖さ」とか「寛容を叫ぶ人たちは不寛容な人々には不寛容である」問題とか、矛盾してるかもしれないことに直面するわけですけど。僕らはとか格好つけたけど少なくとも僕は。
でも明確に禁止されてることとかダメなこととかには毅然と対応し。
一方で別に禁止されてないような誰かの考えとか意見とかに対して、違う考えを言ったり意見を述べたりするのはいいけど、決して相手に自分の正義を押し付けてはならんのだという。
この微妙なバランスの上に、僕はいつか世界平和が訪れると思うんですよ、あくまでも僕はね。
あくまでも僕は。
おしまい。